運転免許証には、真ん中より少し下の部分に「番号」という12桁の数字が記載されています。
今回はその番号の意味について解説していきます。
最初の2桁は都道府県を表す
免許証の番号の最初の2桁を見ると、初めて運転免許証の交付を受けた都道府県がわかるようになっています。
各都道府県の公安委員会には、2桁の番号が振られています。
この番号は、北海道の「10」から始まり、北から順に番号が振られていて、沖縄の「97」が最大となっています。
3,4桁目は運転免許の取得年を表す
3桁目と4桁目の数字は、初めて免許証の交付を受けた年(西暦)の下2桁を表しています。
例えば、2005年に初めて交付を受けた免許証であれば、3,4桁目は「05」となっています。
最後の1桁は再発行回数を表す
最後の1桁は、これまでに免許証の再発行を受けた回数を示しています。
一度も再発行したことがない場合は「0」が印字され、一度再発行すると末尾の数字が「1」に変わります。
また、再発行を10回受けた場合は末尾の数字は「1」になります。
5~10桁目は人それぞれ
この番号の5~10桁目には特に意味はなく、人それぞれ全く異なる番号が付けられています。
各都道府県の公安委員会は、この部分の数字で個人を管理しています。
これまでの解説で触れていない11桁目はチェックディジットと呼ばれ、入力ミスを確認するために付けられています。
もし、適当な番号を組み合わせて免許証を偽造しても、11桁目の数字が合わなければエラーが出るようになっています。
交付年月日の隣の数字は照会番号
免許証をよく見てみると、「番号」のほかに、交付年月日の右隣にも6桁の数字が記載されています。
これは各都道府県公安委員会の内部検索用の照会番号として使われています。