こんにちは。ライターのエポニムです。
蛇口から勢いよく水やお湯を出すと白くにごって見えた、という経験が皆さん1度はあるのではないでしょうか。
コップに入れるときれいな無色透明なのに、蛇口から出ているときにはなぜ白くにごって見えるのでしょうか。
白く見える原因は「空気」
ずばり蛇口から出る水やお湯が白く濁って見える原因は、そこに含まれる「空気」にあります。
蛇口などから勢いよく放出された水はたくさんの空気を取り込みやすい状態にあり、この状態だと水の中には小さな気泡がたくさん発生するようになります。
そして、その気泡が光を反射させるため、肉眼で見ると水があたかも白く濁っているかのように見えるのです。
時間を置くと元に戻る
しかし、水をコップに入れてしばらくすると白く濁って見えた水は本来の無色透明の状態に戻っていきます。
この変化は水に含まれていた空気が時間の経過とともに抜けていき、それによって光を反射させるものが無くなることによって起こります。
また、水の温度が高いほど空気がより溶け込みやすくなるため、この無色透明な状態に戻るまでの時間は水よりもお湯のほうが長くかかります。
おわりに
実は、今回の水のように「本当は無色なのにそこに含まれる空気によって白く見えている」というものが身のまわりにはいくつかあるので、興味を持った方はこの機会に探してみてはいかがでしょうか。