こんにちは。ライターのエポニムです。
ほっともっとなどの持ち帰り弁当ではハンバーグや唐揚げの下にパスタが入れられていることがよくあります。
パスタを入れずに主菜だけでも十分事足りるような気がしますが、ではあのパスタはなんのために入れられているのでしょうか。
おかずと容器を守るため
弁当で主菜の下にパスタが入れられているのにはさまざまな理由がありますが、ここではその中でも代表的なものを3つ紹介します。
1つ目の理由は、主菜が弁当の中でズレないようにするためです。
ハンバーグなどを弁当の容器に直接入れてしまうと、持ち帰る際の振動でおかずが揺れ動き、崩れてしまう恐れがあります。
そこで主菜の下にパスタを敷くことで、振動によるズレを最小限に抑えています。
2つ目の理由は、おかずの油を吸い取るためです。
ハンバーグや唐揚げなどは、作ってから時間がたつと油が少しずつしみ出してきます。そして、その出た油は弁当の底に溜まり、おかずをベチャベチャにしてしまいます。
そこで弁当ではパスタを下に入れて主菜から出てきた油を吸わせることで、主菜の品質が下がるのを防いでいます。
3つ目の理由は、容器の破損を防ぐためです。
ハンバーグや唐揚げなどを調理してすぐに弁当の容器に入れると、熱で容器が歪んだり溶けたりしてしまう恐れがあります。
そこで容器とおかずの間にパスタを挟むことで、熱による容器の変形を防いでいます。
このほかにも、弁当のパスタにはさまざまな働きがあり、実は弁当の中でパスタはとても重要な役割を担っています。
おわりに
一見すると意味がなさそうに思えるおかずの下のパスタにこんな理由があったというのは意外だったのではないでしょうか。
みなさんも身のまわりの「意味がなさそうなもの」にあえて注目し、その理由を調べてみると面白い発見があるかもしれません。
参考文献