こんにちは。ライターのエポニムです。
せんべいやスナック菓子のパッケージには「サラダ味」と書かれているものが多くあります。
しかし、それらのお菓子は別に野菜の味やドレッシングの味はしません。
では、お菓子でよく見る「サラダ味」とは一体なんのことを表しているのでしょうか。
サラダ油がその由来
結論から言うと、サラダ味のサラダは「サラダ油」が由来となっていて、その起源は今から50年以上前の亀田製菓にあるといわれています。
亀田製菓はサラダ油がまだ高価だった1960年代に、サラダ油をからめて塩をまぶしたせんべいを作りました。そして発売にあたってその商品名を決めることになり、単に「塩味」とするより洋風で高級感が出るという理由から「サラダ味」という名前が採用されました。
その後、その商品がよく売れたことから、現在のお菓子業界ではサラダ油をかけて塩味をつけたものはすべて「サラダ味」と呼ぶようになったと言われています。
一方で、サラダ(salad)は塩を意味するラテン語(sal)に由来することから、それが転じて塩味のものを「サラダ味」と呼ぶようになった、という説も業界の一部では支持されています。
さらに、これは完全に余談ですがうまい棒の「やさいサラダ味」はかつての「野菜ジュース味」が改良されて作られたものなので、塩味ではなく甘辛い「サラダの味」がちゃんとします。
おわりに
お菓子の「サラダ味」はサラダ油が由来となっているというのは意外だったのではないでしょうか。
本当に「サラダ」の味がするお菓子を食べたいという方は、うまい棒のやさいサラダ味を食べてみてはいかがでしょうか。
参考文献