こんにちは。ライターのエポニムです。
みなさんは食虫植物をご存じですか?
食虫植物はその名のとおり、虫を捕まえて食べるという独特な性質を持った植物です。
そんな食虫植物ですが、よく考えてみると疑問に思うことがひとつあります。それは「なぜ虫を食べるのか?」ということです。
他の大多数の植物は、わざわざ虫を捕まえたり食べたりはしません。
ではなぜ食虫植物は植物なのにも関わらず虫を食べるのでしょうか。
植物の成長には栄養が不可欠
まず前提として、植物が元気に育つには以下の4つの条件が整うことが重要です。
・光
・空気
・水
・ミネラル
植物はこれら4つの要素を土や葉から吸収することで成長していて、どれか1つが欠けるだけでも植物は健康に育ちません。
ミネラルを補うために虫を食べる
上でも説明したとおり、植物は土壌に含まれているミネラルを根から吸収して養分としています。
しかし、食虫植物は栄養の少ない土壌に生息する傾向があるため、ミネラルを根から十分に得ることができません。
そこで、食虫植物は虫を捕まえて食べることによってその不足したミネラルを補っているのです。
よって、家庭で食虫植物を育てる際には、土に加える肥料が多くなると食虫植物があまり虫を食べなくなってしまうので注意しましょう。
おわりに
食虫植物がミネラル補給のために虫を食べている、というのは意外だったのではないでしょうか。
食虫植物の中にはとても不思議な生態を持つものがたくさんあるので、今回興味を持った方はこの機会に調べてみてはいかがでしょうか。
参考文献