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「胸」「腹」「腕」など、身体を表す漢字の多くには「月」が含まれています。
しかし、これが月の光やお月さまと関係しているわけではありません。
実は、この「月」には特別な由来があり、漢字の歴史に深く関わっているのです。
漢字の「月」には、実は複数の成り立ちがあります。
そのひとつが、身体に関する漢字に使われる「にくづき」です。
「にくづき」は「肉」という漢字が変形したもので、部首として「肉月偏」とも呼ばれます。言われてみれば「肉」を横に潰すと「月」に似ていますよね。
つまり「胸」「腹」「腕」などに含まれる「月」は、肉体や臓器を表す意味を担った部首なのです。
もともと「にくづき」は「月」とは区別されていました。
古い書き方では、月の3画目と4画目を2画目につなげるかどうかで区別されていたのです。
しかし書き方の違いは次第に失われ、どちらも同じ「月」として使われるようになりました。現代の辞書では、部首として独立させて「にくづき」と記載されることが多いです。
さらにややこしいことに、「月」と見える部首にはもうひとつ種類があります。それが「ふなづき」です。
「喩」や「服」などに含まれるもので、もともとは「舟」の形から派生しました。現在では由来が分かりにくくなっていますが、かつては「月」「肉」とは区別された別の部首でした。
整理すると、私たちが普段使う「月」には以下の3種類があります。
漢字の部首には、こうした歴史的な由来や書き分けが存在します。普段何気なく書いている文字にも、実は複雑な歴史が隠されているのです。