なんで英語が世界共通語なの?簡単だから?アメリカが偉いから?

みなさんご存じのとおり、現代において「英語」は事実上の世界共通語として使われています。
世界には7000を超える言語が存在するにもかかわらず、なぜ英語だけが国境を越えて広く使われるようになったのでしょうか?
今回は、そんな「なぜ英語が世界共通語になったのか?」という素朴な疑問について掘り下げていきます。
英語が広がったのは植民地支配の影響
英語が世界に浸透した背景には、イギリスとアメリカという2つの英語圏の大国が歴史的に支配的だったという点が大きく関係しています。
かつて、フランスがヨーロッパやアフリカで勢力を拡大していた頃にはフランス語が、スペインが南米を支配していた頃にはスペイン語が広まりました。つまり、強い国が使う言語はそれに従って広まっていく傾向があります。
そして17〜18世紀にはイギリスが、20世紀以降にはアメリカが世界の覇権を握りました。両国とも英語を母語としていたため、その影響で英語が植民地や国際社会に広がっていったのです。
英語は比較的やさしく習得しやすい
もうひとつの理由として、英語の習得のしやすさも関係していると考えられます。
英語はフランス語やドイツ語などと比べて文法がシンプルで、名詞に性別の区別もなく、活用形も少なめです。また、文字も26文字のアルファベットのみで構成されており、日本語や中国語のように漢字を覚える必要がありません。
このように、他言語に比べると学びやすく覚えやすいため、国際的な共通語として受け入れられやすかったのではないかと考えられています。
おわりに
英語が世界共通語になったのは、歴史的な力関係と言語としてのわかりやすさが組み合わさった結果だったのです。
英語が苦手だと感じる人も多いかもしれませんが、他の言語よりはまだ学びやすいほうかもしれません。
「英語が世界のスタンダードになった理由」を知れば、英語の勉強にも少し前向きになれるかもしれませんね。





