「サバを読む」の語源とは?なぜサバで年齢をごまかすのかを解説!
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せんべいやスナック菓子を手に取ると、「サラダ味」と書かれているものをよく見かけますよね。
でも、実際に食べてみると、野菜やドレッシングの味はしません。一体この「サラダ味」とは、何を意味しているのでしょうか?
実は、お菓子に使われる「サラダ味」とは、サラダ油を使った塩味のことを指しています。
この呼び名の発祥は、1960年代の亀田製菓にまでさかのぼります。
当時、まだ高級品だったサラダ油を使ってせんべいにコクを出し、塩をまぶした商品を発売しようとしたとき、ただの「塩味」よりも洋風で高級感があるという理由で「サラダ味」と名付けたのが始まりです。
その商品がヒットしたことで、以降はサラダ油+塩味=サラダ味という認識が業界全体に広がりました。
実は業界の一部では、「サラダ」という言葉の語源に由来する説もあります。
英語の salad は、ラテン語の sal(=塩)から来ていると言われており、塩味=サラダ味という意味合いで名付けられたという説も支持されています。
どちらの説にしても、「野菜」や「ドレッシング」の味とはまったく関係がないということですね。
ちなみに、うまい棒の「やさいサラダ味」は例外で、実際に野菜ジュース風の甘辛い味がついています。
こちらは昔の「野菜ジュース味」を改良したもので、「サラダの味がするサラダ味」と言っても間違いではない珍しい例です。
「サラダ味=野菜の味」だと思っていた人には少し意外だったかもしれません。
お菓子のネーミングの裏には、こうした歴史的な背景やマーケティングの工夫が隠されていることが多いんですね。
今度「サラダ味」のお菓子を手に取るときには、サラダ油の存在に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。