なぜ昆布は海の中で出汁が出ないの?その理由は生きているからだった!
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パンダといえば、コロコロとした可愛らしい体型が特徴です。
しかし彼らの主食は低カロリーの竹。「竹しか食べないのに、どうしてあんなに太っているの?」と疑問に思ったことはありませんか?
実はそこには、パンダならではの厳しい生存戦略が隠されているのです。
パンダは見た目や食生活から草食動物と思われがちですが、分類上はクマ科の雑食動物です。
ウシのように草を分解するための複雑な胃や、強力な消化細菌の仕組みを持っていません。そのため、竹を食べても消化できるのは全体の2割程度にとどまります。
竹を主食とするパンダは、栄養効率の悪さを量でカバーしています。
つまり、あの丸い体型は「少ない栄養を維持するために、大量に食べ続けた結果」なのです。
ではなぜパンダは、そんな効率の悪い竹を食べ続けているのでしょうか。
それは「競争がない場所で生き残る」という生存戦略の結果です。
竹林という限られた環境では、他の肉食獣や草食動物との競争が少なく、安全に暮らせます。
その代わりにパンダは「一生竹を食べ続ける」という不便を背負うことになったのです。
あの愛らしい丸い姿は、豊富な栄養から生まれたものではなく、必死に竹を食べ続けることでようやく維持できているものです。
弱肉強食の世界で、パンダは「敵がいない代わりに竹しか食べられない」という特異な道を選んだのです。
見た目はのんびりでも、実際のパンダの生活は「食べ続ける」というサバイバルそのものなのです。