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豆知識

ささの葉さらさら「のきばにゆれる」の意味は?童謡『たなばたさま』を解説

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七夕の定番曲『たなばたさま』。

歌詞の中に出てくる「のきば」「すなご」、あなたは正しい意味を知っていますか?

子どものころは何気なく口ずさんでいた言葉に、大人になって気づく奥深い意味が隠されていました。

「のきば」とは屋根の端っこ

「のきば」は漢字で書くと「軒端」。軒(のき)とは、家の屋根のうち壁よりも外に突き出ている部分を指します。その先端が「のきば」です。

つまり、歌詞で歌われる「ささの葉さらさら のきばにゆれる」とは、家の外に飾った笹の葉が、屋根の端っこで風に揺れている情景を描いているのです。あなたが想像していた笹の葉は、どこで揺れていましたか?

七夕の歌詞に込められた情景

「のきば」に揺れる笹の葉は、夏の夜に涼しげな雰囲気を与えてくれます。七夕の日、短冊をつけた笹を外に飾れば、この歌詞の情景と重なるでしょう。童謡に描かれた場面は、昔の日本家屋を背景にした素朴で美しい風景だったのです。

「すなご」とは金銀の粉

1番の最後に出てくる「きんぎんすなご」。この「すなご」は漢字で「砂子」と書き、金箔や銀箔を細かい粉にしたものを意味します。襖や色紙に散らされるキラキラとした装飾を思い浮かべると分かりやすいでしょう。

夜空に流れる天の川を、金銀の砂子にたとえた表現が「きんぎんすなご」。七夕の夜空を、より華やかで幻想的に描き出しているのです。

七夕の歌を改めて楽しむ

子どものころは意味を知らずに歌っていた「のきば」や「すなご」。

大人になって改めて理解すると、『たなばたさま』の世界がぐっと鮮やかに広がります。今年の七夕は、童心にかえって歌詞を味わいながら口ずさんでみてはいかがでしょうか。

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