桃太郎のおじいさんが山でしていたのは「芝刈り」ではなく「柴刈り」だった?勘違いしやすい言葉の違い
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誕生日やクリスマスに欠かせないショートケーキ。けれど「ショート」って一体どんな意味なのでしょうか?「短い」ではなく、実は意外な語源が隠されていました。
ショートケーキの「ショート」は、製菓材料であるショートニングに由来しています。ショートニングとは植物油や動物油を加工して作られる油脂で、生地にサクサクとした軽い食感を出すために使われます。
英語の short は「短い」だけでなく、「サクサクとした」「もろい」という意味もあります。その性質からショートニングと呼ばれるようになり、そこからショートケーキという名前が生まれたのです。
ところが、私たちがよく食べるショートケーキはサクサクしていません。実は、現在のショートケーキは日本独自のアレンジです。
大正時代に不二家の創業者・藤井林右衛門が、スポンジケーキに生クリームと苺をのせたスタイルを考案。これが今日の「苺のショートケーキ」として定番化しました。つまり日本のショートケーキは、本来のショート(サクサク感)とは少し意味が離れているのです。
ケーキの名前には意外な語源が多くあります。
「ショートケーキ」の“ショート”は、短いの意味ではなく、サクサク感を出すショートニングに由来していました。実際の日本版ショートケーキはスポンジと生クリームを使った独自スタイルですが、その背景を知ると一層味わい深く感じられます。
身近なスイーツの名前にも、まだまだ面白い由来が隠れていそうですね。