【引越し初心者必見】敷金と礼金の違いをわかりやすく解説！

新生活のスタートに欠かせない引越し。賃貸契約のときによく耳にする「敷金」と「礼金」ですが、正確な違いを理解していますか？本記事では敷金・礼金の基本から、最近増えている「ゼロゼロ物件」までわかりやすく解説します。

敷金とは？

敷金は、退去時の原状回復費用や滞納家賃の担保として大家さんに預けるお金です。

• 相場：家賃1か月分程度
• 退去時：修繕費や滞納分を差し引いて返金される
• 法的定義：民法第622条の2に規定

壁に穴をあけた場合の修繕費や、家賃未払い時の補填に充てられるため、大家さんにとって大切な安全網の役割を果たしています。

礼金とは？

礼金は、部屋を貸してくれる大家さんへのお礼として支払うお金です。

• 相場：敷金と同じく家賃1か月分程度
• 返金：なし（完全に「お礼金」）
• 法的定義：なし

敷金と違い、契約終了後に戻ってくることはありません。

ゼロゼロ物件とは？

近年注目されているのが敷金ゼロ・礼金ゼロの「ゼロゼロ物件」です。

• 大家さん側：空室を埋めやすくなるメリット
• 借りる側：初期費用を抑えられるメリット

ただし注意点もあります。多くのゼロゼロ物件では、退去時にクリーニング費用が別途請求されるケースが一般的です。「敷金なし＝退去費用ゼロ」ではない点を理解しておきましょう。

まとめ

• 敷金＝退去時に戻る可能性のある預かり金
• 礼金＝返ってこないお礼のお金
• ゼロゼロ物件＝初期費用は安いが、退去時に別途費用がかかる可能性あり

この違いを理解しておくことで、契約条件を正しく比較でき、無駄な出費を避けることができます。新生活を始める前に、ぜひ確認しておきましょう。