指切りはなぜ小指を使うの?歴史と意味をわかりやすく解説
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誰かに「それは相手の思う壺だよ」と言われたことはありませんか?意味は理解できても、「壺って何?」と疑問に思った方も多いでしょう。実は「思う壺」の由来は、日本の伝統的な博打にありました。この記事では、その語源や使われ方をじっくり解説します。
辞書で「思う壺」を引くと「意図したとおりに物事が運ぶこと」「たくらんだ通りになること」と説明されています。
現在では「騙されて相手の思惑通りに動いてしまう」というニュアンスで使われることが多いですね。
「思う壺」の「壺」は、博打に使われるサイコロの壺を指しています。
丁半博打とは、壺振り(ディーラー役)がサイコロを壺に入れて振り、出目の合計が偶数(丁)か奇数(半)かを当てる博打です。
腕のいい壺振りはサイコロの出目を自在に操れるとされ、参加者の勝敗は壺振りの「思う壺」でした。ここから、意図通りに事が進むことを「思う壺」と呼ぶようになったのです。
「思う壺」と似ている表現に「笑いのツボ」がありますが、こちらは全くの別物。鍼灸でいう「経穴(ツボ)」から転じた言葉で、人によって笑いを誘発されやすいポイントを意味します。
「思う壺」の「壺」は、実は博打で使われるサイコロの壺でした。
もともとは壺振りの意図通りに物事が進む様子を表し、現代では「相手にまんまと騙される」といったニュアンスで使われています。
日常でよく使う言葉も、由来をたどると意外な歴史が隠されているもの。気になった言葉は調べてみると、新しい発見がありますよ。