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豆知識

なぜ北海道だけ「道」なの?県と何が違うのかをわかりやすく解説

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日本には47の都道府県がありますが、その中で唯一「道」と呼ばれているのが北海道です。

なぜ「北海道」だけが「県」ではないのでしょうか?今回はその歴史と理由をわかりやすく紹介します。

昔は全国を「道」で分けていた

日本の行政区画の歴史は古く、645年の大化の改新後、中央から地方を管理するために、全国をいくつかの「国」に分ける制度が始まりました。

その後、都に近い五畿(ごき)を除いた地方の国々は、7つの「道(どう)」にまとめられました。これが東海道、東山道、北陸道、山陰道、山陽道、南海道、西海道の7道です。道とは、幹線道路を基準とした広域的なエリア区分のことでした。

この時代、現在の北海道は朝廷の支配が及んでおらず、「蝦夷地(えぞち)」と呼ばれていました。

一度は「県」だったが再び「道」になった

江戸時代後期になると、ロシアの接近により蝦夷地の重要性が高まり、幕府は探検隊を送り込み、地理の調査や開発を進めました。

明治維新後、新政府は蝦夷地を「北海道」と名付け、日本の正式な領土としました。その後、開拓使による開発が進められ、1882年には北海道を函館県・札幌県・根室県の3県に分けました。

しかし、3県に分かれると行政の調整が難しくなり、4年後には3県を廃止。代わりに「北海道庁」を設けて、内務省の直轄で統一的な行政運営を行うようになりました。

地方自治法で「北海道」として現在まで続く

戦後の1947年に地方自治法が施行され、「北海道庁」は廃止され、「北海道」という名称がそのまま地方自治体として採用されました。

このようにして、北海道は「県」ではなく「道」として、現在まで続いているのです。

まとめ

北海道が「道」と呼ばれるのは、歴史的な背景と行政制度の変遷によるものです。大昔の「道」の制度と、近代の統治の都合が組み合わさって、今の「北海道」という特別な呼び方になったのです。

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