多くの人が勘違いしている雑学・豆知識15選 Part2
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アルファベットには大文字と小文字がありますが、なぜ2種類あるのでしょうか?
今回はその誕生の経緯と歴史を紹介します。
アルファベットの中で最初に生まれたのは「大文字」です。古代ローマ時代の碑文などを見れば、大文字だけが使われていたことが確認できます。
この時代、大文字は石や金属に刻むことを前提としたもので、線が直線的で力強いのが特徴でした。
小文字が現れたのは8世紀後半。文芸活動が活発になり、本が多く出回るようになった時期でした。当時は紙がなく、羊皮紙(動物の皮をなめしたもの)を使用していたため、書くスペースを節約する必要がありました。
その解決策として登場したのが、コンパクトに書ける「小文字」だったのです。
当時は修道院ごとに異なる書体が使われており、読みづらさが課題になっていました。そこで活躍したのが、イギリス出身の神学者アルクインです。
彼は文字の統一化を進め、「カロリング小文字体」という書体を確立しました。これは現在使われているアルファベット小文字の原型となっています。
今では当たり前となっている大文字・小文字の区別ですが、その背景には書物の保存や読みやすさを追求した人々の工夫があったのです。