ひらがなの「そ」は1画?2画?書き方が2通りある理由と正解の有無を解説
mixtrivia_com
MixTrivia
みなさんは街中で「同じコンビニがすぐ近くに2軒並んでいる」なんて光景を見たことはありませんか?
セブンイレブンが角を挟んで2店舗あったり、ファミリーマートが直線距離100メートル以内に複数あったり……。
「え、これってお客さんの取り合いになるんじゃないの?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな不思議な出店の背景にある戦略について、わかりやすく解説します。
このように同一チェーンのコンビニが近距離に複数存在する出店スタイルは、
「ドミナント戦略」と呼ばれる経営戦略によるものです。
「ドミナント(dominant)」とは、「支配的な」「優勢な」という意味の言葉。
つまり、ある特定の地域に集中的に出店することで、そのエリアでの市場シェアを独占的に高めることを目的としています。
ドミナント戦略によって得られる主なメリットは次の通りです:
つまり、「あえて密集させる」ことでブランドの強みを地域に深く浸透させる狙いがあるんですね。
便利そうな戦略に見えるドミナント出店ですが、もちろんリスクもあります。
特にカニバリゼーションは深刻で、場合によっては両店舗とも売上が伸びず閉店に追い込まれることもあります。
そのため、ドミナント戦略を成功させるには立地や人の流れ、ターゲット層の綿密な分析が必要とされているのです。
街中で見かける「同じコンビニが近くにある不思議な光景」には、実はこんな高度なビジネス戦略が隠されていたんですね。
次に都会を歩くときは、コンビニ同士の距離や出店の位置関係にも注目してみてください。
そこには企業の狙いや競争戦略が垣間見えるかもしれませんよ。