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豆知識

同じコンビニが近くに何軒もあるのはなぜ?客の取り合いにならない驚きの理由

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 みなさんは街中で「同じコンビニがすぐ近くに2軒並んでいる」なんて光景を見たことはありませんか?

セブンイレブンが角を挟んで2店舗あったり、ファミリーマートが直線距離100メートル以内に複数あったり……。
「え、これってお客さんの取り合いになるんじゃないの?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな不思議な出店の背景にある戦略について、わかりやすく解説します。

同じコンビニが密集するのは「ドミナント戦略」のため

このように同一チェーンのコンビニが近距離に複数存在する出店スタイルは、
「ドミナント戦略」と呼ばれる経営戦略によるものです。

「ドミナント(dominant)」とは、「支配的な」「優勢な」という意味の言葉。
つまり、ある特定の地域に集中的に出店することで、そのエリアでの市場シェアを独占的に高めることを目的としています。

ドミナント戦略によって得られる主なメリットは次の通りです:

  • 認知度アップ:同じブランドが目に付きやすくなり、消費者の信頼感が高まる
  • 物流の効率化:エリア内に店舗が集中しているため、配送や在庫管理のコストが抑えられる
  • エリア特化の運営:その地域に合った商品ラインナップやキャンペーン展開がしやすくなる

つまり、「あえて密集させる」ことでブランドの強みを地域に深く浸透させる狙いがあるんですね。

とはいえデメリットも存在する

便利そうな戦略に見えるドミナント出店ですが、もちろんリスクもあります

  • 災害リスクの集中:地震や台風、火災などの災害時に、近隣の複数店舗が同時に被災してしまう恐れがある
  • カニバリゼーション(共食い):近隣店舗で客層がかぶり、売上を食い合ってしまうことも

特にカニバリゼーションは深刻で、場合によっては両店舗とも売上が伸びず閉店に追い込まれることもあります。

そのため、ドミナント戦略を成功させるには立地や人の流れ、ターゲット層の綿密な分析が必要とされているのです。

おわりに

街中で見かける「同じコンビニが近くにある不思議な光景」には、実はこんな高度なビジネス戦略が隠されていたんですね。

次に都会を歩くときは、コンビニ同士の距離や出店の位置関係にも注目してみてください。
そこには企業の狙いや競争戦略が垣間見えるかもしれませんよ。

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