たこ足配線はなぜ危険?停電・火災・故障を防ぐために知っておきたい注意点
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「アナログ」と「デジタル」という言葉は時計やテレビでよく耳にしますが、その違いを説明できますか?実はこの違いが、2011年に地上アナログ放送が終了し、地デジ化が進んだ理由とも深く関係しています。この記事では、アナログとデジタルの仕組みや違いをわかりやすく解説し、なぜテレビが地デジになったのかを見ていきましょう。
アナログとは「連続的」に値を表現する方式、デジタルとは「離散的(区切られた値)」で表現する方式を指します。
例えば時計。
この違いが「アナログ=滑らかに変化」「デジタル=区切られている」という特徴につながります。
地上アナログ放送では、映像や音声の情報をそのまま電気信号に変換し、電波の強弱として送っていました。
しかし、この方式には弱点があります。
放送が始まった当時は問題ありませんでしたが、携帯電話や無線通信が普及した現代では「電波の帯域不足」が深刻になっていきました。
一方、地上デジタル放送では情報を「0」と「1」に変換して送信します。矩形波(四角い波形)を用いることで、基準値より上なら「1」、下なら「0」と判定できるため、ノイズの影響を受けにくくなります。
デジタル放送のメリットは次の通り。
こうした理由から、2011年に全国で地上アナログ放送が終了し、地上デジタル放送へ完全移行しました。
デジタルは効率的でノイズに強い一方、アナログには「連続的な変化をそのまま表せる」という良さがあります。音楽や映像の分野では、アナログ特有の“温かみ”を好む人も多く、デジタルにはない価値を持っています。
現代社会では利便性からデジタル化が進んでいますが、アナログにしか表現できない魅力もあります。状況に応じた使い分けこそが大切なのです。