ホテルの聖書は持ち帰っていい?無料で置かれている理由とは
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細長いパンにソーセージを挟んだ「ホットドッグ」。
コンビニや屋台でもおなじみですが、なぜ「ドッグ=犬」という名前が付いているのでしょうか?
今回はホットドッグの名前の由来や噂、広まった背景について解説します。
ソーセージは古くから「中身が怪しい食べ物」として扱われ、犬の肉が入っているのではないかという噂が絶えませんでした。
アメリカにソーセージを広めたのはドイツ系移民ですが、当時のアメリカではエスニックジョークが流行しており、ドイツ人とソーセージは「犬肉と結びつけてからかわれる」対象だったのです。
そのため、ソーセージを提供する屋台は「ドッグスタンド」と呼ばれ、パンにソーセージを挟んだ食べ物は自然と「ホットドッグ」と呼ばれるようになっていきました。
なぜ「犬」と結びついたのかといえば、ドイツ移民の文化と犬種のイメージが背景にあります。
19世紀末から20世紀初めは、産業化が進み「大衆の時代」と呼ばれた時期でした。
こうした社会的背景が、ホットドッグをアメリカの大衆食として定着させたのです。
つまり「ホットドッグ」に犬は入っていませんが、ジョークと文化の掛け合わせが生んだユーモラスな名前だったのです。