たこ足配線はなぜ危険?停電・火災・故障を防ぐために知っておきたい注意点

スマートフォンやタブレットなど、身の回りの電子機器が増えた現代では、複数の機器を同時に充電する機会も多くなりました。
しかし、家庭の壁コンセントの数には限りがあるため、マルチタップ(電源タップ)を使って電源を増やす「たこ足配線」がよく行われています。
とはいえ、このたこ足配線には大きなリスクが潜んでいることをご存じでしょうか?
今回は、たこ足配線がなぜ危険なのか、その理由や仕組みをわかりやすく解説します。
コンセントには「上限」がある
まず大前提として、電気機器にはそれぞれ必要な電力量(ワット数やアンペア数)が設定されています。製品の本体や説明書などに記載されていますね。
一方、家庭のコンセントにも「最大容量」があります。例えば、一般的な家庭用コンセントの容量は1500Wまで。それ以上の電流を流すと、正常に機器が動作しなかったり、ブレーカーが落ちたりすることがあります。
つまり、マルチタップを何段にも重ねて機器をたくさんつなげても、コンセントの上限以上の電力は供給されないため、意味がないどころか危険でもあるのです。
発熱や火災のリスクも
問題は「使えないこと」だけではありません。電気機器を過剰につなぐと、発熱・発火のリスクが生じます。
その理由は、コンセントや延長コードに使用されている内部配線の材質が、負荷に弱いビニールやプラスチック製であることが多いため。
たこ足配線によって電流が過剰に流れると、内部の配線が熱を持ち、材質が溶けたり、ショートして発火する危険があるのです。
特に消費電力の高いドライヤーや電子レンジ、電気ストーブなどとの併用は要注意です。
たこ足配線を安全に使うための対策は?
安全に使うには、以下の点に注意しましょう。
- 使用する機器の消費電力の合計が1500W以下になるように調整する
- 延長コードの重ね使い(連結)は避ける
- 使用していない機器のプラグは抜いておく
- 発熱しやすい高出力機器は単独で使用する
- ホコリや湿気が多い場所では使用を控える
これらを意識するだけでも、安全性が大きく変わってきます。
日常の見直しが事故防止につながる
たこ足配線は便利な反面、使い方を誤ると火災や停電、機器の故障など深刻なトラブルにつながる可能性があります。
身近にあるからこそ、油断しがちな電源まわり。
ぜひ一度、ご自宅のコンセントや延長タップの使用状況をチェックしてみてください。





