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豆知識

ビールや栄養ドリンクの瓶が茶色い理由とは?光から守るガラスの秘密

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オロナミンCやビールなど、茶色い瓶に入った飲み物をよく見かけますよね。透明の方が中身が見えて便利そうなのに、なぜわざわざ茶色い瓶を使っているのでしょうか?その理由は、飲み物の栄養や風味を守るためにあります。

茶色の瓶は日光から守るため

栄養ドリンクやビールの瓶が茶色いのは、直射日光によって成分や風味が壊れるのを防ぐためです。

  • 栄養ドリンク:ビタミン類は光に弱く、すぐに分解されてしまう
  • ビール:日光に当たると香りや風味が落ちてしまう

オロナミンCを製造する大塚製薬や、ビール大手のサントリーも公式に「光による品質劣化を防ぐため」と説明しています。

ただし、茶色の瓶でも光を完全に遮断できるわけではないので、冷暗所での保存が推奨されています。

ガラスをどうやって茶色にする?

茶色い瓶は絵の具で色を塗っているわけではありません。
ガラスに金属イオンを混ぜることで色がつくのです。

  • 鉄や硫黄を加えることで茶色に発色
  • 炭素を還元剤として利用し、安定した色合いに仕上げる

こうして作られたガラスは、光をある程度カットしつつ、飲み物を守る役割を果たしています。

実は身近に多い茶色の瓶

改めて探してみると、薬瓶や調味料、クラフトビールなど、茶色いガラス容器は日常の中にたくさんあります。それはつまり、中身が光に弱い大切な成分を含んでいる証拠でもあるのです。

まとめ

  • 茶色の瓶は光から中身を守るために使われている
  • 栄養ドリンクはビタミンを、ビールは風味を保つ効果あり
  • ガラスは鉄や硫黄などを加えて茶色に着色される

茶色の瓶は「見えにくさ」のためではなく、むしろ中身を一番おいしい・一番良い状態で届けるための工夫だったのです。

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