X(旧Twitter)で生まれた名言10選 Part4
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ゼリーやグミを作るときに欠かせない材料といえば、ゼラチンですよね。
温めると液体になり、冷やすと固まって独特のぷよぷよ食感に変化しますが、そもそもゼラチンって何からできているのかご存じですか?
今回は、ゼラチンの原料と、そのぷるぷる感の秘密に迫ってみたいと思います。
ゼラチンの原料は、牛や豚の骨・皮に含まれる動物性タンパク質「コラーゲン」です。
ただし、コラーゲンはもともと3本の繊維が絡まりあった三重らせん構造をしています。
そのためゼラチンを作るには、牛や豚の骨や皮を酸やアルカリで処理したあと、熱加水分解して三重らせんをバラバラにほどくという工程を経る必要があります。
つまり、ゼラチンはコラーゲンを構造的に分解して抽出したものなんですね。
見た目は透明でも、成分の8割以上はタンパク質で構成されています。実は栄養価の高い食品でもあるんですよ。
ゼラチンといえば、冷やすと固まり、独特のぷるぷる感が出るのが最大の特徴ですよね。
この食感は、ゼラチン分子の再結合によってできる「立体網目構造」が関係しています。
熱でバラバラになっていた分子が、冷えると少しずつ再びくっつき始め、網のような構造(立体網目構造)を形成します。
この構造が水分を包み込むことで、ゼラチン全体に弾力のあるぷるぷるした食感が生まれるのです。
あのゼリーやグミのぷるぷる感が、動物由来のコラーゲンを加工した結果だったなんて、ちょっと意外だったのではないでしょうか?
今度ゼリーを食べるときは、ただ美味しいだけでなく、その科学的な仕組みにも注目してみると、より面白く味わえるかもしれませんね。