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豆知識

制汗剤はなぜ冷たい?メントールが脳に与える「涼しさの錯覚」とは

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暑い日に欠かせない制汗剤。使うとスーッと冷たく感じますが、実際に温度が下がっているわけではありません。

ではなぜ制汗剤は冷たく感じるのでしょうか?その秘密は「メントール」にあります。

冷たさの正体はメントール

制汗剤に含まれるメントール(メンソール)は、ハッカに由来する成分です。皮膚に触れると「冷たさを感じる神経」を刺激し、脳に「冷えている」と錯覚させます。

つまり、実際に皮膚の温度が下がっているのではなく、脳が勘違いして涼しく感じているのです。

TRPチャネルが「冷たい」と錯覚させる

私たちの皮膚には温度を感知するセンサーのような構造があり、その一つがTRPチャネルです。

  • メントール → TRPチャネルを刺激 → 「冷たい!」という信号が脳へ
  • 実際には温度変化なし

この仕組みにより、制汗剤を使うと涼しさを実感できるのです。

カプサイシンは逆に「熱い」と錯覚させる

メントールと同じく、唐辛子に含まれるカプサイシンは逆の働きを持ちます。
TRPチャネルの別のタイプを刺激し、実際に温度が上がっていなくても「熱い」「温かい」と感じさせるのです。漢方薬の成分としても使われ、悪寒を和らげる働きがあります。

本当に体を冷やすのは「汗の気化熱」

制汗剤はあくまで錯覚による「冷感」であって、体温を下げているわけではありません。
体を冷やす本当の仕組みは汗や水の蒸発(気化熱)です。液体が気体になる際に周囲の熱を奪うため、汗が蒸発することで体温が下がります。

全身に制汗剤を使いすぎて汗を抑えると、逆に体温調節が妨げられ、熱中症のリスクが高まるので注意が必要です。

まとめ|制汗剤は「冷たさの錯覚」

  • 制汗剤の冷たさは メントールによる脳の錯覚
  • 実際に皮膚温は下がっていない
  • 本当に体温を下げるのは 汗の気化熱
  • 制汗剤はワキや首筋など 部分的に使うのが安全

制汗剤は快適さを補助するアイテムであって、体温を下げるものではありません。夏場は制汗剤とあわせて、水分補給や休憩を意識して使うことが大切です。

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