新千円札の肖像画に採用された北里柴三郎ですが、この名字の「北里」はどのように読むかご存知ですか?
辞書やサイトなどによって「キタサト」だったり「キタザト」だったりとバラバラですが、正しいのはどちらなんでしょうか。
「キタサト」が正解
結論から言うと、"現在は"「キタサト」と読むのが正解なようです。
北里大学や北里研究所による見解は以下のようになっています。
『学校法人北里研究所では、「キタサト シバサブロウ」と読んでいます。もともとは「キタザト」と発音していたようですが、ドイツ留学の際、ドイツ語でキタザトと発音するためには、「Kitasato」と表記する必要があったため、論文等には「Kitasato」と署名していました。
しかし、英語圏の国々では「キタサト」と発音するため、徐々に「キタサト」と呼ばれることが一般的になりました。
このことから、本法人では「キタサト」と読むようにしています。』
つまり、最初は「キタザト」が正しかったものの、ドイツ留学の際の表記が原因で「キタサト」に変化し、現在もそちらを採用している、というのが実際のところのようです。