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【新札登場】旧札はどこに行くの?新札が出た後もまだ使えるの?

2024年の夏から、新札(新紙幣)が発行されることが発表されました。

 

これまで、

千円札は野口英世

五千円札は樋口一葉

一万円札は福沢諭吉

でしたが、新紙幣では、

千円札は北里柴三郎

五千円札は津田梅子

一万円札は渋沢栄一

になります。

 

今回の記事では、紙幣の刷新にあたり、これまで使っていた紙幣(旧札)はどうなるのか、どのようにして切り替えていくのかについて解説します。

紙幣発行の流れ

まず、紙幣が印刷されてから消えるまでの一般的な動きを紹介します。

 

日本の紙幣は「日本銀行券」と呼ばれますが、これらを印刷しているのは日本銀行(日銀)ではなく「国立印刷局」です。


日銀は、国立印刷局で印刷された紙幣を引き取り、景気などの動向に応じて必要な紙幣の量を判断します。そのうえで、各地方に置かれた日銀の支店の窓口で、銀行などの金融機関と紙幣をやりとりします。

 

こうして日銀から各種の金融機関に出た紙幣は、ATMや銀行窓口などを通じて私たちのもとへやってきます。

 

その一方で、金融機関は紙幣を定期的に日銀へ持ち込んでいます。このタイミングで、古くなった紙幣は廃棄されています。

 

紙幣を受け取った日銀は、偽札がないかや汚れ・破れの程度、枚数のチェックをする「鑑査」を行い、流通に適するものだけを再び金融機関に払い出します。使えない紙幣は細かく裁断され、トイレットペーパーなどにリサイクルされたり、燃やされたりしています。

 

旧札から新札への切り替えの時期には、この鑑査を通じて旧札を回収し、新札に交換しているのです。

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