こんにちは。ライターのエポニムです。
雨が上がってすぐに空を見ると、虹が見えることがあります。
虹は7色のアーチが架かっていてとてもきれいですが、そもそもなぜ7色なんでしょうか。また、虹はどのような仕組みでできるのでしょうか。
水滴が光を反射させてできる
複雑さをなくしてシンプルに言うと、虹は空気中の水滴に太陽光が当たり、その光が屈折することによりできます。
太陽の白い光が水滴に当たると、水滴ごとに微妙に違う角度でその光が屈折し、私たちの目に入ってきます。人間の目で感じる色の違いは、光の屈折角度の違いによって生み出されるため、この水滴ごとの屈折角度の微妙な違いによって虹は7色に見えています。
よって、雨上がりで空気中に水滴がたくさんあり、なおかつ太陽の光が射しているという特異な条件がそろったときにしか虹はできません。
国によって色の数は異なる
日本では一般に、虹の色は外側から「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」の7色であるとされています。
しかし、実はこの「虹=7色」という感覚は世界共通ではありません。
例を挙げると、アフリカの一部の部族では8色としていたり、逆にアジアの一部の部族では2色としているところもあったりします。
これは、地域によって見える虹が違うというわけではなく、地域によって色を表す言語の数が異なることによるものです。
つまり、虹は世界共通で同じものが見えているものの、それを表す言葉の有無によってその色の数に差が生まれているのです。
おわりに
国や地域によっては虹は7色とは限らないというのは意外だったのではないでしょうか。
今回の虹のように、みなさんも身近な自然現象の起きる原因について調べてみると面白い発見があるかもしれません。
参考文献
・虹はなぜできる? : 今日のはてな : 子供の科学のWEBサイト「コカねっと!」-科学や理科、工作の役立つ情報いっぱい!