こんにちは。ライターのエポニムです。
みなさんは海の波がどのようにできているのかについて考えたことはありますか?
いざ注目してみると、なぜ海には常に絶えることなく波があるのか不思議に思えてきませんか?
今回はそんな波がどのようにして生まれているのかについて説明していきます。
風に揺られて起きている
海に波ができる原因は大きく2つありますが、そのうちの1つが「風」によるものです。
みそ汁に息を吹きかけると小さな波ができる、というのは想像しやすいかと思いますが、実は地球上でもこれと同じような現象が起きています。
海の上で風が吹くとそこの海面が少し揺れて波ができ、その波が海を伝ってどんどん遠くまで広がっていきます。そして、波にはとても遠くまで伝わる性質があるので、その風による波はとても長い距離を伝わって最後に海岸に到達します。
この波の遠くまで伝わる性質により、たとえ海岸付近が無風であったとしても、地球上のどこかでは必ず風が吹いているので、海岸には常に波が届き続けることになるのです。
地球と月の引力も関係している
2つ目の原因は地球と月の「引力」によるものです。
ものにはお互いに引き合う「万有引力」という力が必ず存在しているのですが、この万有引力はお互いの質量が大きければ大きいほど強くなるという性質を持っています。
この性質により月と地球の間にはものすごい大きさの引力がはたらくため、地球表面の海水までもが月の方向に引き寄せられてしまうのです。この「月が海水を引き寄せる」という作用で海面が揺れることによって波が生まれています。
また、地球は常に自転していて、月は常に地球の周りを公転しています。これによって、月と地球の位置関係が絶えることなく変化し続けるため、地球上で海水が引っ張られる位置もその時々で変わっていきます。
そして、この位置関係の変化は止まることがないため、海の波も地球上のあちこちで生み出され続ける、というわけです。
おわりに
地球の海に波ができる仕組みに月の引力が関わっている、というのは少し意外だったのではないでしょうか。
今回紹介した波のこと以外にも海には興味深い情報がたくさん詰まっているので、ぜひ調べてみてはいかがでしょうか。