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お風呂に入るとなんで手足の指だけがシワシワになるの?どうしてほかの部分はふやけないの?

人の皮膚はたくさんのに分かれています。

 

大きく分けると、一番上の層を「表皮」、その下の層を「真皮」、一番下の層を「皮下組織」と言います。

 

水に長時間さらされることで、ふやけてシワシワになるのは、一番上の表皮の部分です。

 

さらに、表皮は、角質層顆粒層扁平上皮層基底細胞層という4つの層に分かれていて、シワシワになるのは一番上の角質層だけです。


角質層には、水を吸収しやすいタンパク質の「ケラチン」が含まれているため、ほかの層よりも吸水率が高くなっています。

 

そのため、長時間濡れたままにすると、水分を吸って膨張してしまいます。 しかし角質層より下の皮膚は膨張しないため、水分を含んだ角質層は膨張する行き場をなくし、結果として皮膚がしわしわになってしまうのです。

手足だけがシワシワになるのは滑り止めのため

まず前提として、手や足の指先は、ほかの部位に比べて角質層が厚いため、よりシワができやすい構造になっています。

 

また、これとは別で、手足のみがシワシワになる理由として、進化上のメリットがあったからだと言われています。

 

水に濡れた際に指をシワシワにすると、水を排出するための水路を作ることができます。

 

これにより、タイヤの滑り止め構造と同じような働きが起き、手足のグリップ性能を上げることができるのです。

 

その結果、雨などで手や地面が濡れている状態でも安定して生活ができるようになり、進化上で有利に働いたのではないかと言われています。

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